こんにちは。いちごです

おととい・・・
まろんくんに電話したとき、
まろんくんにしてはめずらしく・・・
ほんとに、ほんとうに、
メソメソしてた。
いつもはね、
さみしいさみしい会いたい会いたい、
ってメソメソグズグズするいちごを、
まろんくんが、
もうすこしがんばろうね、もうすこし待ってね、
って、よしよししてくれるばっかりなのに。
まろんくん、時々だけどね、
電話したとき、どうしようもないくらい途方にくれてて、
泣きそうになってることがあるの。
「やらなきゃいけないことがいっぱいある・・・」
「ぜんぜん勉強できてない・・・」
「ぜんぜん時間がないよ・・・」
今、まろんくんは大事な時期で、
将来のためにやらなきゃいけないこと、
将来のために勉強しておかないといけないこと、
それに加えて、
今やってる勉学もあるし、
本当に忙しくて、せっぱつまってる。
(でもまだまだこれからの方が大変です・・・)
まろんくんは、真面目な学生くんだから、もっと学年が若いころから遊びほうけていて、今勉強できてなくて困ってる、というわけではありません。
講義だって遅刻もせず、サボるなんて絶対しないし、試験もいい成績で通ってきたし。
たくさんたくさん勉強しても勉強しても、し足りないの。
真面目だから、よけいそう思うんだろね。
「おれ・・・
このまま社会人になっていいのかな・・・」
って、よく言うの。
自分がまだまだ能力不十分で、
それなのに社会に出ていいのか、
不安に思ってるんだろうね。
真面目で、努力家のまろんくんらしいよ・・・。
電話したとき、
自分のふがいなさに押しつぶされて、
泣きそうになってた。
「おれ、なんで今まで勉強してなかったんだろう・・・。
あんなに時間があったのに・・・」
いちご、胸がずきんとした。
今までのまろんくんの時間を、
休日の時間を、
奪っていたのは、あたし。
あたしと抱き合ったり、お出かけしたり、
まろんくんが本来勉強すべきだったかもしれない時間を、
あたしが奪っていたんだ・・・。
でも、言ってもしょうがないから。
あたしたちは、好きあって、恋人の時間を過ごしてきた。
それは、なくてはならないものだったのだから・・・。
でも、いつも、罪の意識にさいなまれる。
「まろんくん、だいじょうぶ?」
「・・・うん・・・」
消え入りそうな声・・・
こんなメソメソしてるまろんくん、
人が見たら、びっくりしちゃうだろうね。
まろんくんは、人前では絶対にこんなこと言わないし、
こういう姿も見せない。
お外ではクールですましてるカッコツケだから。
だけど、こんなにメソメソしてる男性、
ほかの女の子だったら、
「女々しい!」
って思うかな?
社会人彼氏をもつ女の子だったら、
こんなにメソメソしてる学生くんを、
弱い、頼りない、って思うかな?
普通のOLの彼氏の悩み事としては、
特殊なことだ、おかしい、って思うかな?
あたしは、
まろんくんが8才も年下だから、許せるのかな?
ううん。
きっとそうじゃなくて。
あたしにしか、
こういうところ、
見せれないんだから。
だから、
うけとめてあげたい。
力になりたい。
こんなにメソメソ泣きつかれるのは、
正直ちょっと戸惑うけど、
まろんんくんがかわいそうだけど、
頼ってくれるのが、うれしいんだよ・・・。
いくらメソメソしててもね、
「元気出せ!」
「しっかりしろ!」
なんて言わないほうがいいんだと思うから。
あたしは、
どうすれば、まろんくんを元気づけれるかな?
どうすれば、
いい方向に向かわせてあげることができるかな?
あたしは、
人を説得したりいさめたり諭したりするのは苦手。
うまく言えない、気の効いたこと言えない・・・
「まろんくん・・・。
今は言ってもしょうがないよ。
これから、すこしずつ、勉強すればいいんじゃないの?」
「・・・うん・・・」
「何と何をしないといけないの?」
「履歴書書いて、論文書いて、レポート書いて、プレゼンの準備して、○○の準備して、△△をして、□□のために勉強もして・・・」
「・・・まろんくん、大変だね・・・」
「ごめんねまろんくん。
まろんくんがこんなに大変なのに、
あたしはなにもしてあげられないね。
それより、行ってじゃましてるし・・・」
「・・・おれだって、いちごに会いたいもん・・・」
「まろんくんがそんなに大変大変って、
時間が無い時間が無いって言うなら、
あたし、もう会いに行かないよ」
「・・・だめ。
おれ、おれ、いちごに会いたい・・・
会いにきて・・・」
「・・・行ってもいいの?」
「・・・いちごは、いいの?
おれに会わなくて、いいの?」
「・・・やだ。
あたしも、まろんくんに会いたい」
「おれね、休みの日はいちごといるために、
平日がんばるの」
そんな話をしながらも、まろんくんはずっと嘆きつづけてる。
普段は、
こういう感じでまろんくんが忙しくてたまらないときは、
電話してても、
「おれ、勉強しなきゃいけないの〜・・・」
って、暗に、「電話を早く終えて勉強しなきゃ」
とか「寝たい」と、訴えるから、
泣く泣く電話を早く切り上げるんだけど。
今日は。
「ねえまろんくん。まだ電話していいの?
早く勉強して、終わらせて、早く寝ないといけないよ」
「・・・うん・・・」
って、嘆きメソメソのまま、電話を切ろうとしないの。
どうしてだろう?
そのまま、しばらくつづきました・・・
「まろんくん、今日は、何をしようと思ってるの?
何を終わらせようとしてるの?」
「××を、ぜったいやらなきゃいけないの!」
そう、それはまろんくんが今一番頭を悩ませてるもの。
「だからね、おれ、
今日は××を完成させるまで、寝ない!
ていうか、今日は寝ない!
だって、いっぱいすることあるもん!」
「だめよ、まろんくん。
ちゃんと寝ないとだめ。」
「だって・・・。いっぱいすることあるもん・・・」
「ちゃんと明日、電話して起こしてあげるから。寝るの!」
「・・・うん、起こしてね・・・」
メソメソまろんくん。
そんなあなたを、弱いとか女々しいとか思わないよ。
だって、あたしはあなたの妻になるの。
あなたは今、試練の入り口に立ってる。
人生がかかってる。
不安でいっぱいなのも、当然だよ。
あたしとあなたの運命は一緒なのだから、
あなたが不安なとき、一緒にいて、分かち合いたい。
あたしは、恋人であり、ママにもなるよ。
甘えていいんだよ。
あたしにできることは、
応援することしかできない。
ご飯を作ってあげたり、
カラダの欲求を満たしてあげたり、
そんなことしかできない。
あなたが今ぶち当たっている困難と不安そのものを、
取り除いてあげることはできない・・・。
あたしにできることをさせてね。
まろんくん、
あなたは、本当は強くて、
あたしを押し倒して、
あたしを守ってくれて、
あたしを将来は養ってくれる、
頼もしい男だって、知ってるから。
あたしの前では、
安心してメソメソしてね。
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